カイコ〜家畜である昆虫

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養蚕業は日本では重要な産業でした。今はそのコストなどから、かなり規模が縮小された産業になってしまっています。
このカイコ。小学校では飼育して色々なことを学習する教材になっています。
人工飼料が開発されたのは大きいなと思っています。
飼育に関する法律も大きく緩和されて、ほぼ自由に行って良いことになっています。

色々な方法で卵を入手できます例えばここで。1mm程度の楕円形の綺麗な卵です。これは新しく産み付けられたものです。
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数日で卵の色が変化してきます。そして孵化してきます。
孵化してすぐに餌を食べますが、葉の表面の組織を上手に食べるのがわかります。
毛が生えた黒っぽいこの一例幼虫をケゴと呼んでいます。

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グラフ用紙に置くと、サイズがわかります。
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さらに数日で、一度脱皮します。すると、今まであった毛が随分減り、色も白っぽくなります。

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3週間ほど経過すると、こんな糞をします。今までのものとは明らかに違う糞です。

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これは体を作り変える準備。つまり、もう蛹になるよという印です。つまり「繭作りを始める」ということですね。

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白っぽかった体は、写真のように飴色に近いような感じに変化します。
体の中には3本の大きな絹糸腺が発達しています。もう餌も全然とりません。

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繭作りをできそうな場所を探してうろうろします。そして見つけると口から糸を吐き出し始めるのです。

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何かトラブルがない限り、この糸は一本です。1km以上にも及ぶのです。

糸を取るためには、この繭を茹でて糸を取るのです。当然内部の繭は死んでしまいます。
茹でなければしばらくするとこんな可愛らしいカイコガが出てきます。羽化です。

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これは繁殖だけのために生きているようなもので、餌を取ることができません。
なんだか複雑な心境になりますが、そういう蛾は他にもたくさんいます。

繁殖のためということでわかるように、すぐに交尾相手を探します。
メスはこのようにフェロモンを発する器官を出しすぐにオスを誘うのです。

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オスは2本の触覚でメスのいる方向を発見し、交尾器を出して交尾します。

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がっちり結合できるようになっています。
触覚を一本取るなどすると、メスのいる方向をすぐに検知できなくなるなど、いろいろな実験に利用されます。

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成虫が出てくるときに溶かされた繭の中から取り出した蛹の殻はこんな感じです。

カイコは人に改良された家畜です。様々な改良がされていますが、原種はクワゴという蛾です。

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ちなみにカイコは自分で飛ぶこともできないように改良されてしまいました。

#途中の写真が抜けていますので、今度飼育したら補充します(20151101)

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