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職人さんワークショップ「筆」開催記録

筆ワークショップを開催しました

   2017年1月28日(土)新宿区市谷田町の龍生会館をお借りし、筆ワークショップを開催しました。
   「筆を知ろう、つくろう、文字を楽しもう!」と題して、筆の歴史やつくり方、いろいろな素材で筆をつくる、書の作品をつくるまでを体験しました。
筆ワークショップチラシ

筆を知ろう

   第一部は「筆を知ろう」です。九段にある老舗の筆屋さんである「平安堂」の関口愉可さんが筆のお話しをしてくださいました。筆が必要とされてきた歴史、記録、歴史上の人物の手紙のスライドをみて、当時の生活やその人物の性格も知ることができました。筆づくり職人さんの技を動画でみて、解説を聞き、参加者一同とても感心しました。関口さんの柔らかい口調で筆の話を始めたら止まらない感じは、とても筆に対する愛情が感じられ、さすが老舗の筆屋さんの娘さんと思いました。

  関口さんのお話し
関口さんのお話し
筆づくりの動画
筆づくりの動画
 

   最後に筆を大事に長く使うために、筆の洗い方も解説していただきました。休憩の間もいろいろ質問が出ていました。

休憩中の観察

   会場では、休憩時間中に見られるようにと珍しい筆に触れるコーナー、顕微鏡で動物の毛を観察できるコーナーも設置しました。 チラシに使った、馬、羊、狸、鼬の筆のそれぞれの動物の毛も用意しました。漢字は読めますか?

顕微鏡コーナー
顕微鏡コーナー
いろいろな動物の毛
イタチ、ヒツジ、ウマ、
タヌキ、猫のひげ
鳥の羽の筆、植物を束ねた筆
鳥の羽の筆、植物を束ねた筆

   ネコのひげの筆は、とても高級品だそうです。関口さんはネコを飼っていて、ネコのひげが抜け替わりで落ちていることがあり、大事に集めているそうです。今回はそのネコのひげを観察用に持ってきてくれました。

筆をつくろう

   第二部の「筆をつくろう」の講師は藤井美香先生。毛細管現象の解説から始まりました。最初の筆づくりは、龍生会館(華道の会館)にお正月の花材で残っていた松の葉を利用して簡単な筆をつくってみました。葉先をそろえて束ねて輪ゴムで縛ってストローに入れて固定する、それだけです。みなさん真剣で、そして楽しそう。 そのあと、いろいろ用意してあった材料で好みの筆をつくってみました。できあがった筆で試し書きもしてみました。

みなさん集中して作業
みなさん集中して作業
会場の様子
会場の様子
いろいろな筆の材料
いろいろな筆の材料
素材を束ねます
素材を束ねます
木の枝は叩いてほぐします
木の枝は叩いてほぐします
試し書きコーナー
試し書きコーナー

日本棋院でお免状を書いている藤井先生から、本物の八段のお免状も見せていただき、越前檀紙という特別な和紙も触らせてもらい、囲碁の世界にもちょっとだけ興味を持ってもらいました。

文字を楽しもう(作品づくり)

   第三部は「文字を楽しもう」ということで、オリジナルの作品をつくってみました。講師は五番町書藝フォーラムの髙井傳里先生です。髙井先生から文字を書き方、気持ちなどをお聞きし、封筒に入るサイズの凧、越前檀紙での作品づくり開始です。テーマは自分の好きな一文字、名前の文字、などなど自由。自作の筆と筆職人さんがつくった小筆を使い、試し書きをしました。

髙井先生の解説
髙井先生の解説
文字が書きたくてウズウズ
文字が書きたくてウズウズ
いろんな文字が登場
いろんな文字が登場

   できあがった作品に「たのバラはんこ」を押してもらい、ぐっと作品らしくなりました。
こんなユニークな作品も
こんなユニークな作品も
作品にハンコを押しまし
作品にハンコを押しました
ハンコでぐっとしまります
ハンコでぐっとしまります
末恐ろしい4歳児の作品(笑)
末恐ろしい4歳児の作品(笑)

   最後にグループごとに先生から講評をしてもらい、記念撮影をして終了しました。
  1班の作品
1班の作品
2班の作品
2班の作品
 
  3班の作品
3班の作品
4班の作品
4班の作品
 

   小学校のとき授業であったお習字はあまり楽しくなかった記憶があります(個人の感想)が、道具のおもしろさや文字の楽しみ方をちゃんと知っていれば、違う人生だったかも・・・と思ってしまうほど、充実したワークショップになりました。きっと参加された皆さんも楽しんでいただけたことでしょう。
   職人さんワークショップはまだまだ続きます。あと数回は書道の道具を中心に企画していきたいと思います。
お楽しみに!