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ハンズのワークショップ みつばちの生活
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ハンズのみつばちワークショップ開催記録

   たのバラの初めての活動は東急ハンズ渋谷店でのシャーレ標本ワークショップでした。カレーの香辛料、ミツバチの生活、光のジュースの3つのテーマを準備しました。

みつばちワークショップを開催しました

   2016年1月9日(土)10日(日)13時半より、東急ハンズ渋谷店6階にて「みつばちワークショップ」を開催しました。
   講師はたのバラの青野代表です。ミツバチは蜜を集めることは知っていても、実はさまざまな場面で人間の生活に密接にかかわっている生き物です。そんな話をしながら、まずはワークシートにミツバチの絵を描いてもらいました。ミツバチってどんな形だったかな?
   続いて、はたらきバチ、メスとオスの説明のあと、実物標本のミツバチを顕微鏡で観察しました。オスとメスの見分け方もわかり、自分のシャーレ標本用にミツバチを選びました。
安士養蜂園セット
今回ご協力いただいた安士養蜂園のはちみつと材料
会場の様子
会場の様子
顕微鏡で観察
顕微鏡で観察
ミツバチのオスとメス選び
ミツバチのオスとメス選び

ハニカム構造

   続いて、シャーレに詰め込むのが「ミツバチの巣」。ミツバチの巣といえば六角形をきれいに組み合わせた形、これはハニカム構造と呼ばれています。ハニカム構造は軽くて強固なので工業製品などにも応用されています。この構造が裏と表でどのように組み合わさっているのか、実物と石膏型で確認しました。巣の一部と一緒に石膏型のひとつもシャーレに貼りました。 ミツバチの巣の石膏型
ミツバチの巣の石膏型

蜜蝋と花粉荷

蜂の巣の石膏型
みつばちシャーレ標本
    この巣を溶かしたものが蜜蝋(みつろう)です。蜜蝋はとても良い香りがします。花の香りです。精製した蜜蝋は、口紅やハンドクリームなどの化粧品をはじめ、ろうそくやクレヨンにも使われています。蜜蝋のかけらもシャーレに貼りました。
    続いて、ミツバチが蜜を採るときに一緒に脚にくっつけてくる花粉の玉(花粉荷:かふんか)を、透明な薬のカプセルに詰め込んでみました。花粉荷は食品としても売られていて、味見もしてみました。ちょっと甘い。
    これで、シャーレ標本がほぼ完成です。

ハチミツ

   ミツバチがつくるハチミツは給食にも出てくるし、お菓子の材料や甘味の調味料にも使われます。そして、ミツバチは季節によってその時その時の花の蜜をあつめて巣に溜めます。養蜂屋さんは、期間を区切って、季節ごとの蜂蜜を採り、「レンゲ」や「アカシヤ」、「サクラ」、「リンゴ」などの純粋なハチミツを商品にします。いろいろな花の蜜が混ざったものは「百花蜜(ひゃっかみつ)」とも呼ばれます。試しにちょっとだけハチミツの味見もしました。花による色、香り、味の違いもわかりました。 いろいろなはちみつ
トチ、アカシア、リンゴ、桜、クリのはちみつ

天敵スズメバチ

   おまけで、ミツバチの天敵であるスズメバチの標本も観察してみました。大きさがまったく違いびっくりしました。これに襲われたら、ひとたまりもない・・・
  オオスズメバチ
オオスズメバチ
コガタスズメバチの成虫、幼虫
コガタスズメバチの幼虫、成虫
 

シャーレ標本完成!

完成!
シャーレにぴったり収まるミニブック(解説)

   ミツバチのいろいろな実物を使って、手のひらサイズのシャーレ標本がつくれるのは、なかなかできない体験です。今回のワークショップでは、ミツバチのすごさを実感できました。これからもミツバチだけでなく、昆虫に興味を持ち続けてほしいと思います。