Top > 実物標本(実物標本図鑑をつくろう!) > 標本箱のつくり方
標本箱のつくり方
標本箱つくりの解説です。少し時間はかかりますが、がんばってつくってみましょう!
1.材料の確認と準備
はじめに標本箱の材料を確認してください。 表紙の紙または布1枚(写真のものとは違う場合もあります)、グレーの台紙(正方形2枚、細いもの1枚)、裏表紙1枚、木枠の板4枚です。 *木枠の縁がささくれてる場合がありますので、ケガをされないよう気を付けください。 |
||
事前に各自で準備していただくものは、木工用ボンド、両面テープ、紙切りハサミ、つまようじです。 |
2.表紙のつくり方
台紙のボール紙です。 | ||
台紙に両面テープを貼ります。台紙は紙に覆われて見えなくなりますので、だいたい貼れていればOKです。 | ||
表紙の紙のオモテとウラを確認します。オモテもウラも区別がつかない場合には、どちらでも大丈夫です。 | ||
表紙の裏面を上にして、台紙を配置してみます。真ん中の隙間は約3mmにしてください。 置き場所が決まったら、真ん中の背表紙から両面テープの保護紙をはがして貼ります。残りの正方形の台紙も背表紙を目安に貼ります。 |
||
台紙を貼り終えたら、表紙のカドの紙を斜めに切り落とします。その際、少し隙間を開けてください。 | ||
切り落とす際の隙間は2mmほどです。 後で折りたたむときに台紙の角をくるむため必要になります。 |
||
台紙に合わせて、表紙の紙を折り曲げます。折り曲げた部分にボンドを塗るため、貼りやすくなります。 | ||
長辺からボンドをつけます。 | ||
ボンドを指で広げましょう。 | ||
角の処理の仕方です。角の輪になった部分(折り曲がった部分)を | ||
つまようじなどで押しつぶし、 | ||
内側に折りたたむようにします。包装紙で包む要領です。 | ||
短辺にボンドを塗り広げて台紙に貼ります。 | ||
角が折りたたまれて、きれいに仕上がります。 | ||
表紙と台紙が一体化しました。 | ||
次に、背表紙の内側と折りたたむ部分の内側に両面テープを貼ります。裏表紙がきれいに固定されます。 | ||
裏表紙の紙も表と裏を確認します。分かりにくい場合にはどちらでも構いません。裏面の角に両面テープを貼ります。 | ||
表紙に裏表紙を配置し、まわりの余白を確認してください。 | ||
両面テープの保護紙をすべてはがし(台紙の真ん中部分も忘れずに)、先ほどの余白を目安に裏表紙を貼ります。 | ||
貼り終わったら、折り曲げて形を整えます。 | ||
これで、標本箱の表紙の完成です。 |
3.木枠と標本箱の完成
木枠の板は4枚あります。 | ||
2枚をL字にしてボンドで貼ります。乾くまで少し時間がかかります。はみ出したボンドは、乾く前でしたら、つまようじで取ることもできます。 | ||
L字の木枠が乾いたら、4枚の板が同じ方向を向くように配置します。 | ||
正方形になるようボンドで貼ります。ボンドは乾くと透明になりますので、多少はみ出しても気にしなくてよいです。気になる方は、つまようじではみ出し部分を取ってください。 | ||
木枠が乾いたら、標本箱の表紙に配置してみます。標本箱の形に閉じてみたりして、貼る場所を決めてください。 | ||
木枠の底にボンドをつけて表紙に貼ります。位置決めはボンドが乾く前に微調整しましょう。 | ||
ボンドが乾いたら標本箱の完成です。 形が安定するまで、重しを乗せておきましょう。 |